富士の麓の知の書斎 日本初の指定管理者制度を導入した公共図書館
山中湖情報創造館 - 図書館 指定管理者: 特定非営利活動法人 地域資料デジタル化研究会 -2007/4/1〜2010/3/31:
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プロとしてNPOで働く:

■有給の職員として....

最近、特に感じているのですが、僕たちは「西部劇に出てくる保安官」みたいな感じがしています。

例えば、ある開拓の街の住人の中から有志が集まって、街の治安を守るための話し合いをしました。
誰彼の推せんがあったのかもしれませんが、評判の保安官を街の保安官として迎えようではないかという話になり、相応のギャランティを用意する。その保安官がきちんと仕事をしてくれるかを評価するのはその有志らです。保安官は相応のスキルを持った人でなければ勤まりません。

さて、これをNPO法人に置き換えると...

 住 人=会  員
 有 志=役  員
 保安官=有給職員

完全に対応するわけではありませんが、NPOで有給職員として働くには、そのくらいの気構えがなければ、NPO活動に無給で関わる人たちやボランティアに来てくれる人たちに申し訳が立ちませんよね。


■OJTは...できないんです。

正確に言えば、委託料の中には、OJTにかかるコストは含まれておりません。公務員や一般企業においては、従業員に対するスキルアップのためのコストは、組織が負担しているのですが、現在のNPOには、個人のスキルアップのための負担を持つ余裕はありません(キッパリ)。個人がスキルアップするには、自分のお金と自分の時間を使って身につけなければなりません。

NPO法人で有給の職員として働く場合に、チト厳しいかもしれませんが、「必要なスキルは身につけてから来い!」と言わざるを得ないのです。他の職場では、大学を卒業してきた新人を、いかにその企業の色に染めるか、またそのための研修期間や、先輩からのOJTでスキルを身につけるか...ということになるのでしょうが、NPO法人にはそれだけの余裕はありませんし、経験を積むという勉強はできますが、NPOでまったく最初から勉強するつもりでは働けません。むしろ、それぞれの人がNPO活動以外の場で身につけてきたスキルを、NPOという職場で発揮してくれることを望んでいるのです。

それだけに、[NPO法人という職場]と[生涯学習あるいはリカレント教育機関]との親和性は高いように思います。そうした学習講座、スキルアップを各自が行い、NPOという職場では、それをいかに“発揮”するか、その姿勢が問われるのです。


そう考えると、NPOの有給スタッフの役割が
明確になるのではないでしょうか。

「七人の侍」では、山賊を撃退する為に参加した村人たちは、
村を守るという社会的使命を遂行するために
まさに地域住民のボランティアであり
7人の侍たちは有給のスタッフなのです。


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